Singer Song Writer 8.0 VS 紹介

[Singer Song Writer 8.0 VS 紹介][Singer Song Writer 8.0 VS MIDI 作成][Singer Song Writer 8.0 VS ドラム楽器の割り当て][Singer Song Writer 8.0 VS コントロール][Singer Song Writer 8.0 VS Audio 1][Singer Song Writer 8.0 VS オートメーション1][Singer Song Writer 8.0 VS 注意事項][Singer Song Writer 8.0 VS トーンマップ][MIDIについて]

Singer Song Writer 8.0 VSの使用方法をわかる範囲で解説していきたいと思います。あくまで僕の試行錯誤によるものですから、信頼性に関しての責任は持ちません ≧(´▽`)≦アハハハ

前もって注意!Windows Vista標準MIDI音源「Microsoft GS Wavetable Synth」は、XG System Onメッセージを受信すると、リズムパート(ドラム/パーカッション)んも音が出なくなります。代理発音機能もなく、Microsoft GS Wavetable Synthにないバンク指定しているからだと思われます。XPのMicrosoft GS Wavetable SW Synthでは聞こえますので、VistaのMicrosoft GS Wavetable Synthにも対応させる場合は注意してください。僕もどこかで書いている気がしますが、XG System Onの前にGMシステムオンを入れよというのもMicrosoft GS Wavetable Synthには当てはまりません。XG System Onを無視しないんですよねこれが。

 

一応Singer Song Writer 8.0 VSはVistaでも動作します。メーカーサイトから更新ファイルを適用してくださいね。
※VSC-88(VSC-3.2)もメーカーサポート外ですがVistaで動作します=>こちら

Singer Song Writer 8.0 VSを初回起動すると、CD-R・MIDI OUT・MIDI IN(MIDIポートの設定)・オーディオポートなどの設定をするよう設定画面が開きます。MIDIポートの設定でMIDI OUTに複数のMIDI音源をセットできますが、ソフトウェアシンセサイザーMIDI音源の場合はそもそもパソコンの処理によって発音させる音源なのでCPUパワーを必要とします。ソフトウェアMIDI音源を複数組み込むことは可能ですが、組み込みすぎるとオーディオトラックとの連携演奏時などで処理が追いつかなくなるかもしれません。サポートするCD-Rドライブが少ないなぁ。まあCD-Rへの書き込みはCD-Rドライブ搭載パソコンなら大抵付いているのでそれを使用すれば一向に構わないけど。

とはいうものの複数のMIDI音源を組み込んでおくと便利でもあります。状況によって設定を変えるのも良いでしょう(できるだけパフォーマンスを下げないようにする意味から、オーディオ変換によってソングを完成する場合は切り替えながらの作業が賢い方法かも)

複数のMIDI音源を組み込んでおくと、MIDIの各トラックで異なる音源を指定することが可能になります。Singer Song Writer 8.0 VSでは256のMIDIトラックを扱えます。MIDI音源を最大16まで接続できることになります。後から変更することで他の音源で正常に再生できるか確認することもできます。

例えばYAMAHA SY-XG50とRoland VSC-88をMIDIポート1とMIDIポート2に設定しておきますと、MIDIトラックでYAMAHA系のもの(XG)とRoland系のもの(GS)を切り替えて演奏させる・混在させて演奏させることも可能です。MIDIポート1はトラックM1〜M16に割り当てられ、MIDIポート2はトラックM17〜M32に割り当てられますが、これはソングエディタで変更できます。SS6形式のソングの保存でポート情報も保存されますが、これはMIDI OUTポートです。音源そのものを指定を保存するわけではないので、同じ環境でないからといって開けなくなることはありません。

もしGS互換のノートナンバーでMIDIを作る場合、それぞれをTG-300B音源として登録しておくとどちらもGS系になるので便利です。

例えば次のようにします。

この設定は後からいつでも変更可能です。尚、デバイスを設定しないポートの接続している音源は上記のようにGM音源など登録されている適当な音源をセットして置いてください。間違っても新規音源にしないように。起動時に警告が出るようになります。

トーンマップを作成している場合でそれに対応する音源(VSTiを含む)で再生させる場合は、接続している音源にもそのトーンマップ名を設定すると、トーン名がトーンマップに一致した表記になります。

MIDI INはMIDIキーボードやMIDI OUTのある電子ピアノなど外部MIDI機器が接続されている場合に設定しておきます。その場合MIDIキーボードなどでリアルタイム録音や演奏が可能になります。尚Singer Song Writer 8.0 VSにはソフトウェアキーボードがついており、簡易的にパソコンのキーボードを使用して演奏することもできます(まあ実用的ではないでしょうが)。

接続している音源がTG300Bになっている場合、入力ツールからトーンマップを参照するとTG300B音源の音色が表示されます。勿論トーンマップでTG300Bから他の音源用の音色マップにすることも可能ですが、入力後の表示は接続している音源にあわせたものになります。あくまでもSinger Song Writer 8.0 VSでの表示上のことで、データは指定音源のBANKやプログラムチェンジが入ります(Bank Select MSB/LSBとプログラムチェンジ)。MIDI仕様をGSにするのか、XGにするのか、GM2にするのか、接続する音源を合わせておいたほうがよいでしょう。

音源としてS-YXG50にした場合

そのMIDIポートデバイスを使用するMIDIトラックでトーンマップ入力画面にすると下のようにS-YXG50音色マップになる。

勿論Moduleの部分で他の音源用マップに切り替えてそれに沿ったメッセージを入れることはできますが、先に説明しましたように、実際に入力後の表記は接続している音源で設定した音源のトーン表記になります。

ちなみにRoland VSCに設定している音源がTG300Bになっている下図の場合

Roland VSCを選んでいるMIDIトラックでのトーンマップ入力画面では下のようにTG300Bになる。

※トーンマップはSinger Song Writer 8.0 VSの販売元HPでダウンロードできるかもしれませんので、訪れてみてください。日本語表記のもの(VSCなど)があったり。

下はソングエディタウィンドウでのMIDIトラックで、トラック1にはSY-XG50が設定され、トラック2ではRoland VSCが設定されている状態。

MIDI OUTのデバイスを複数のポートに設定しているとそれらMIDI音源を混在して再生できる。

SY-XG50とRoland VSCとを同時に同じMIDIファイルで混在させて再生できるということです。

このように接続している音源の設定次第でトーンマップが変わります。


オーディオポートではASIO対応オーディオデバイス(ハードウェア)搭載ならASIOドライバを選びます。一般的なパソコンではASIO対応していないほうが多いです。その場合はWindowsドライバにします。但しASIO非対応でもASIO対応のように見せかけるドライバがフリーであります。それを組み込むことでうまく動作するようでしたらお試しください。まあリアルタイムで再生させながら録音するとかですと、ASIOでやらないと発音の遅れで合わせるのが難しくなります。現在のところASIO対応オーディオボードは高価で数万円はします。

オーディオフォーマットはWAV変換時に音質影響します。できれば高ビットレートで高サンプリング周波数に設定して下さい。但しその分容量を食います。

マスターはパソコンによって違います。あなたのパソコンのオーディオデバイスを選んでください。Roland VSC(Vartual Sonud Canvas)をインストールされている場合、Roland VSCというデバイスを選べますが、発音しない場合があります(僕の場合選ぶと発音されません)。


ソフトウェアシンセサイザーMIDI音源しか接続されていない場合の注意点!!

留意・・・一度設定してぴったり一致しても、パソコンの状態によってはずれが生じることがるようです。オーディオデータがたくさん埋め込まれている場合、VSTi複数で演奏させた場合、演奏するソフトウェア音源を変更してすぐに再生を始めた場合、などなど状況によってはずれが生じることがありますが、パソコン処理が落ち着くと直ることもあります。

本来MIDI音源はハードウェアです。ところが昨今のパソコンの処理能力の向上によってパソコンの処理によってMIDI音源として機能させることができるようになりました。YAMAHA SY-XG50やRoland VSC-88(Vartual Sound Canvas)あるいはMicrosoft GS Wavetable SoftSynthやWingrooveなどは、いずれもソフトウェアMODI音源です。

そこでどうしてもMIDIデータを再生させるときにCPUによる演算処理が必要で、その処理のために発音の遅れが生じます。その発音応答速度はソフトウェアMIDI音源やその設定によってまちまちなのが現状です。複数のソフトウェアMIDI音源で同時演奏させると発音のずれが生じます。SY-XG50にはその発音応答速度を設定するものがありません。一方Roland VSCではVSC設定ウィンドウで発音応答速度の設定があります。演奏のずれを調整するには、設定できる側を設定できない側に合わせるしかありません。初期状態ではRoland VSC-88の方がSY-XG50よりも発音応答速度は大きくなっています。Roland VSC-88側の発音応答速度を小さく設定してそのずれを埋めなければなりません。尚Microsoft GS Wavetable Soft Synth(XP搭載のもの)もほぼSY-XG50と同じ程度のようです。またWingrooveには発音応答速度の設定がありますので、これも調整を行うとずれはなくなることでしょう(但しオーディオカードの処理能力によっては発音応答速度を小さくしすぎると音飛びやノイズ音になることがあります。

あくまでもSY-XG50とVSC-88を同時に使用することを前提に書いています。VSC-88を単独で使用するとか、Singer Song Writer 8.0 VSで使用しない場合は発音応答速度を極端に小さくしない方がいいでしょう。

※YAMAHA SY-XG50の発音遅延時間は約90ms固定となっています(ヘルプに書いています)。

※外部ハードウェアMIDI音源も極わずかながら遅延は発生しているそうで、SC-88Proで約20ms程度だそうです。

僕のパソコンでは下図のようにするとほぼ遅れなく演奏されます。

発音応答速度を90.7mSecとデフォルトよりかなり小さくしています。SY-XG50に近い数値にしてます。Wingrooveも90msにしています。あまり発音応答速度を小さくしすぎると発音自身が正常にできなくなることがあります。パソコンの処理能力によってはノイズとしてしか聞こえなくなる場合もあるかもしれませんので、そのような場合はぎりぎりのところを見つけて設定します。もし発音がノイズになってしまったら一旦演奏停止してVSC設定ウィンドウで再設定したやる(数値は変えないで)と直ることが多いです。

※WinGrooveの説明では「 もし「発音遅延」を、お使いのサウンドカードにとって少なすぎる値に設定してしまうと、音にブチブチとノイズがのったり、かえって音の出るタイミングが遅くなってしまったりします。また、音楽再生以外に何もしていない時はきちんと演奏できても、何か別の処理を同時に行わせると音がおかしくなってしまう場合もありますので、安定した演奏を望む場合はなるべく大きめの値に設定して下さい。」と書いてあります。

尚SY=XG50の音量はWIndowsボリュームコントロール(再生--コントロールパネルにあり)のSW シンセサイザで調整できますが、VSC-88はWAVE出力しますから、ボリュームコントロールにはありません。上図にあるようにVSC設定ウィンドウの音量で調整します(再生しながらでも可能です)。WAV音量調整ですとオーディオデータの再生音量も影響します。Win Grooveにはやはり設定に音量設定があります。


さて次が問題!以下僕のパソコンでの設定(発音応答速度90msとオーディオ演奏のオフセット90msで説明しています)。

Singer Song Writer 8.0 VSにはオーディオ演奏のオフセットとオーディオ録音のオフセットという設定があります。これが読んで字のごとくなのですが、実際はとてもわかり辛い。

VSTiでのMIDI演奏はオーディオ演奏になります。ソフトウェアMIDI音源との一致をさせる場合、ソフトウェアMIDI音源の発音応答速度に一致させないと、VSTiの演奏の方が先走りしたり、遅れたりします。

またオーディオデータをMIDIと同期して演奏させることが可能ですが、その際にもオーディオデータが先走り、あるいは遅れたりします。オーディオ演奏のオフセットをソフトウェアMIDI音源の発音応答速度と同じにすると、VSTiとの同期演奏が可能になります。

但し、オーディオデータの演奏もオーディオ演奏のオフセットの時間だけ影響を受けます。VSTiでの演奏部分をBounce(Singer Song Writer 8.0 VSではオーディオトラックやVSTiでの演奏をオーディオ変換して指定したオーディオトラックに埋め込むこと---オーディオのミックスダウンを内部処理で行います)させた時、そのオーディオデータはVSTiでの演奏なのでオーディオ演奏のオフセットの影響を受けます(オーディオ録音のオフセットの影響は受けません)。このことはBounceで作成されたオーディオデータをMIDIやVSTiで同期演奏させてもオーディオデータの演奏自身がまずオーディオ演奏のオフセット分だけ遅れて記録されており、更に演奏時にもオーディオ演奏のオフセットの影響を受けるので遅れてしまいます。

これが問題なんですね。で、これは避けようがないようです。そこでBounceしたオーディオデータは90msだけ先頭の無音部分をカットしてから最埋め込みします。すると一致して再生されるようになります。

尚Roland VSCがインストールされている場合、直接VSCを使用してのMIDI演奏をオーディオ変換する機能があります(オーディオファイルに保存機能)。この場合はオーディオ演奏のオフセットの影響を受けません。内部処理によるオーディオ変換なので発音応答速度の影響も受けません。つまりこの変換では本来の演奏に従った時間で記録されることになります。このオーディオデータをオーディオトラックに入力してソフトウェアMIDI音源やVSTiと同時に演奏させると、このオーディオデータの演奏はオーディオ演奏のオフセットにより90ms遅れるので一致します。

オーディオ録音のオフセットはいったいなんなのか?これはミックスダウンウィザードによるソングの演奏をオーディオ録音するときに影響します。ミックスダウンでは実際にソングを再生します。再生と録音を実行させてオーディオデータとして記録します。当然ながらソングの演奏時間だけの作業時間が必要になります。再生では発音応答速度やオーディオ演奏のオフセットが影響するわけですから、ミックスダウンでは設定分だけ遅れます。オーディオ録音のオフセットを-90msにしておくと、90ms早く記録されるわけです。このオーディオデータを同時に演奏させると演奏が一致します。

Singer Song Writer 8.0 VSではオーディオファイルを読み込んだり、MIDIから再生をそのままオーディオ変換したり、VSTiでの演奏をオーディオ変換(バウンスといいます)するというように、Singer Song Writer 8.0 VSが単にMIDIシーケンスソフトではなく、MIDIとオーディオ両方に対応するサウンド・オーサリングソフトになっています。


では実際の設定を説明します。僕自身調度いいように調整できるまでかなり試行錯誤をしました。

ここでは僕の設定状態を参考にご自身のパソコンに会うように設定してみてください。尚、パソコンの処理能力により調整値は僕と同じではだめかもしれません。

僕のパソコンのスペックは、CPU:Pentium 4 2.5GHz、メモリ:1GB、オーディオはマザーボードにオンチップのもので、Realtek AC97'というものです。ASIO非対応なのでWIndowsドライバにて設定しています。

設定はほとんどが「設定」メニューの中にあります。

「設定」=>「オーディオポートの設定」

下のようにWIndows ドライバにしています。仮想的なASIOドライバも入れてはいますが、所詮非対応なので思ったような飛躍的なパフォーマンスの向上はありませんです。オーディオフォーマットはBounce時のオーディオフォーマットです。

「設定」=>「演奏・録音の設定」=>「演奏オプション」

MIDI先読みの時間部分注意してください。大きくしすぎるとリアルタイム録音や再生しながらMIDIキーボードで演奏するときに遅れが生じて使いにくくなります。

Windowsドライバ使用の場合でMIDIとオーディオの同期をするためには基準クロックをオーディオカードにしておきます。

更に「詳細設定」ボタンを押してください。

オーディオ演奏のオフセットですが、この値を大きくするとオーディオデータの演奏とVSTi出の演奏がその分だけ遅れます。MIDIの演奏が早くてオーディオの方が遅い場合には小さくします。マイナス値も可能です。僕は90msにしています。僕のパソコンではこれで調度いいのです。オーディオの方が早くてMIDIの方が遅い場合は大きくします。

オーディオ録音のオフセットですが、こちらも大きくするとミックスダウンウィザードで録音するときに遅れがでます。僕の場合は-90msとマイナスにして小さくしています。この意味はオーディオ演奏のオフセット90msを吸収するようにするためです。

オーディオ演奏のレイテンシは100ms。これはまああんまり変化がわからなかったので適当です。大きくすると遅れが目立ちます。

「上図の曲中のオーディオをメモリ上に置く」ですが、メモリにおくことですばやくオーディオデータが読み込めるので演奏がスムーズになります。但し当然ながらWAVデータとして読み込まれます(MP3やWMAなども曲中に入れることはできますが、仮想的にWAVに変換されて読み込まれます)。

WAVデータはデータ量が巨大です。下図のオーディオフォーマットを低くすればさいるは抑えられますが、音質が落ちます。良い音で曲を作るには高音質でのフォーマットが欠かせませんね。でもファイルサイズが巨大になります。例えばMIDIトラック1をオーディオ変換したとします。この時ファイルサイズが80MBだとします。そのようなオーディオトラックが16あると80×16=1280MBものメモリが必要になりますね。それ以外にソフトウェアが動くためにもメモリが必要なのでオーディオデータのサイズによってはメモリに置くことができなくなります置けなかった場合でも演奏ができないとかいうことはありません。メモリに置けなかった場合はハードディスクなどもともとオーディオファイルの保存先から逐一読み込みながら演奏しますので、場合によっては演奏が遅れたり、音が途切れたりすることがあります。

まあそのことを知った上でメモリにできるだけ置くように設定した方がパフォーマンス的には良いとだけ言っておきます。

これで重要な設定はおわり。


ここからはオプション的な設定を解説します。

その前にSinger Song Writer 8.0 VSでのオーディオ部分の記録について簡単に解説しておきます。

まず、Singer Song Writer 8.0 VSとRoland VSC-88がインストールされている場合、VSC-88を介して直接MIDIをオーディオ保存することができます。この時各MIDIトラックに設定されているMIDI音源がVSC-88以外になっていなければなりません。VSC-88になっているとそのトラックは変換作業時に無音になります。このことを利用すると、VSC-88に設定することでそのMIDIトラックは音が出ない状態になるのですから、オーディオ変換(MIDI to Audio)したいトラックだけVSC-88以外の音源を設定し、音を出したくないMIDIトラックはVSC-88にすると良いことがわかります。

例えばドラム演奏だけオーディオにしたい場合は、MIDIチャンネル10になっているMIDIトラック(通常はTRACK10ですわな)にドラムパートを割り当て、MIDI音源をVSC-88以外にします。それ以外のMIDIトラックはVSC-88にするか、設定なしにします(設定なしの方が確実で安心です・・・Singer Song Writer 8.0 VSヘルプにはVSC-88を音源に設定しているとオーディオ保存で演奏が無音になるとは書かれていません)。これで「ファイル」メニューから「オーディオファイルに保存」を実行するとMIDI to Audio変換でオーディオファイルとして保存できます。尚、このときのフォーマットはWAV以外にMP#やAUなども可能です。つまりMP3ファイルにして配布する場合は、一々録音ソフトを使用する必要はありません。但し、繰り返しになりますが、VSC-88がないとできません。当然ながらVSC-88で演奏したMIDIファイルをオーディオ変換したもののようになります。

 

またソングファイルを演奏させてのオーディオ録音もSinger Song Writer 8.0 VSだけで可能です。この場合は演奏そのものを記録しますので、VSTiやVSC-88以外の音源での演奏状態でもオーディオになります。実際に再生しながら録音するものです。ミックスダウンされオーディオファイルはステレオになります。この操作は「ツール」=>「ミックスダウンウィザード」=>「その他のデバイス」から行います。録音が終わると自動的にウェーブエディタで開かれます。

 

VSTiでの演奏トラック(複数のトラックを同時選択可能です)も変換が可能です。VSTiに限らず複数のオーディオトラックを別のオーディオトラックにミックスダウンさせることも可能です(Singer Song Writer 8.0 VSではバウンスといいます)。

 

Singer Song Writer 8.0 VSでのオーディオトラックは初期段階で8トラックですが、これは自由に増減することができます。MIDI16パートをそれぞれオーディオトラックに変換してソングに埋め込むとすると、オーディオトラックは16必要になりますね。それら16トラックを更にミックスダウンするトラックを用意すれば17トラック必要になります。いろいろな方法があるので状況に応じて使い分けます。実際一度にオーディオにしてしまう方法もあれば、各パートをそれぞれオーディオトラックにしてからそれらを調整するなどして最後にミックスダウンするという方法もあります。どれがいいかは一概に言えず、ソングにもよるでしょう。

Singer Song Writer 8.0 VSではVSTiが最大8こまでしか組み込めないので(一度に設置できないという意味です)、16パートあるMIDIの場合は、8つずつ最低でも二回に分けてオーディオ変換する必要がでてきます。僕は基本的に各MIDIトラックをそれぞれ別々にオーディオトラックにバウンスし、各オーディオトラックの音量やパン・そのほかエフェクトなどを調整し実際に再生して確認してから最終的にひとつのオーディオトラックにミックスダウンさせて完成させます。その方が調整が楽だからですが、その代わり16トラックあるMIDIの場合16回もの変換(バウンス)作業が必要になり時間もかかります。

 

尚、オーディオファイルはソングエディタ上のオーディオトラックに読み込んで(埋め込む)使えます。WAV以外でも可能です。基本的にはWAV/MP3/WMAなどあります。ウェーブエディタを介して保存やエフェクトをかけたり、無音部分の切り取り、空白挿入などなどいろいろできます。

 

埋め込むには「オプション」=>「オーディオデータの入力」からファイルを選び、入力したい位置(オーディオトラックのナンバーや小節位置など)を指定して入力ボタンで行います。別の方法としてはオーディオトラック上で右クリックしてから「オーディオデータの入力」」でも同じです。


オーディオに関する大まかなことがわかったところで、設定に戻ります。

Singer Song Writer 8.0 VSにはソフトウェアキーボードが付いています。キーボードウィンドウを出すことで、MIDIトラックの演奏がそのソフトウェアキーボードで行えます。パソコンのキーボードで演奏することもできますが、パソコンのキーボードでは同時に2つのキーしか認識しない(3和音を出すことは不可能)し、パソコンキーボードで滑らかに演奏することも無理があるので、実用的ではありません。MIDIトラックの音を確認するとか、ステップ録音時に使用するのが利用目的でしょうか?

このキーボードの演奏でどのMIDIトラックを対象にするかですが、「設定」=>「きーボードの設定」で「常にカーソルのあるトラックを表示する」にしていると、現在ソングエディタやスコアエディタで選択トラック(カーソルのあるトラック)が演奏対象になります。

勿論ソフトウェアキーボードに演奏対象トラック切り替えを行うボタンも付いています。

たとえばソングエディタ上でMIDIトラック 5(M5)にカーソルがあり、このトラックがVSTiのSynth 1 VSTを音源と設定されている場合は、キーボードを弾く(パソコンキーボードを押すか、ソフトウェアキーボードの鍵盤をマウスで押す)ことでSynth 1の音で演奏できます。

 

Singer Song Writer 8.0 VSではドラム楽器の割り当てという設定がありますが、これはSinger Song Writer 8.0 VS上での便宜的なものです。スネア1をドラム譜表上のどの音程に設定するかなど自由に変更できますが、あくまでも便宜上のもので、ノート番号が変わるというものでありません

例えばカスタネットはGS/RolandのGM音色配列ではノート番号が85になっています。これはYAMAHAでのGMノート配列とは異なります。Singer Song Writer 8.0 VSでは譜面(スコア表示)で、どの位置をカスタネットにするか設定することができますが、あくまでも表記上・便宜上のもので、ノート番号がそれによって変わるわけではありません。

ギターシンセの設定はギターシンセ(MIDIギター)が接続されていなければなりません。通常は使わないでしょう。

「設定」=>「オプション」

@起動・・・これは特に重要ではありません。使いやすいように設定してください。僕は次のようにしています。

Aフォルダの設定

・オーディオファイルを格納するフォルダ・・・できるだけ高速なハードディスクにした方が読み込みが早くなります。

・オーディオ再生・編集のための作業フォルダ・・・これもできるだけ高速なハードディスクにするとパフォーマンスがあがります。Singer Song Writer 8.0 VSがフリーズすると作業用に作られたオーディオ一時ファイルがごみとして残ります。これはサイズが結構大きいはずなのでフリーズした場合は手動で削除するようにしてください。

・VSTプラグインが存在するフォルダ・・・VST(VSTi とVST efectは同時使用する際同じフォルダにしておくこと)プラグインフォルダを指定します。VSTプラグインフォルダを分けて穂存しておき、ここでいつでも使用するフォルダに切り替えて使用できます。*:\Program Files\Steinbergである場合や特定のフォルダをVSTプラグインフォルダとして変更できないものもありますが、Singer Song Writer 8.0 VSでは自由にフォルダを変更できます。

例えばVST AやVST Bなどフォルダを作成してAはPOP用の適しているものを、Bはクラシック用に適しているものをというように分類し、使用目的に合わせて切り替えることもできます。曲作りの途中で変更しても勿論OKです。

切り替えるとVSTプラグインをチェックしますので、たくさんVSTプラグインがある場合、チェックに時間がかかることがあります。VSTプラグインチェックしリストに加えるというだけで、実際に使用するにはVSTインストゥルメントウィンドウでリストから選択して組み込む必要があります(VSTi)。

設定はひとまずこれで終わりです。

パフォーマンスをあげる方法はヘルプにヒントがあります(ヘルプ=>機能と操作=>パフォーマンス=>パフォーマンスの調整)。


ファイルの読み込みと保存ついて

ファイルメニューの「読み込み」からSinger Song Writer用ソングファイルやMIDIファイルの読み込みが可能です。レコンポーザ(MIDIデータのみ)も読み込めます。

MIDIファイルの読み込み時注意点!・・・「MIDIファイルの読み込み時に楽譜の調整を行う」・・・できるだけチェックを外して読み込んでください。調整するにすると三連譜など調整されてしまうことが多いです。

になるなど。

 

ソングファイルは複数開けます。

 

「保存時の注意点」

・MIDIファイルとして保存すると当然ながらソングにオーディオファイルが埋め込まれていてもその情報は保存されません。ソングファイル(ss6形式)で保存してください。

・MIDIの場合、format 0とformat 1二つの方法がありますが、将来的に再度MIDIファイルを読み込んで編集する場合を考えて、format 1の方が都合がいいです。

・ポート情報も保存するはソングファイルとして保存時のみ有効です。

・オーディオファイルの埋め込まれているソングをソングファイルとして保存する際、オーディオおよびムービーファイルをコピーするにチェックして保存するとオーディオファイルが同じフォルダにコピーされます。ソングごとにフォルダを作成して保存しておくと、別の媒体にフォルダごとまとめてコピーしたり、オーディオファイル付きで別のユーザーに渡すことも可能です(オーディオトラックのオーディオファイルへのプロパティは一見するとフルパスのように見えますが、相対パスなので保存ドライブを変えたりフォルダ名を変えても問題はありません。但しオーディオファイルつきは巨大なファイルになるけどねぇ。

そうそうSinger Song Writer 8.0 VSには音楽CDからオーディオファイルとして変換(抽出)する機能もあります。また出来上がったソング(オーディオファイル)を音楽CDにするCD書き込み機能もありますが、対応CD-Rドライブが搭載されていないとできません。

「ファイル」メニューにある
・オーディオファイルの新規作成・・・ウェーブエディタが起動します。録音してから編集が可能です。
・オーディオファイルの読み込み・・・ウェーブエディタでオーディオファイルを読み込みします。WAV/MP3/WMA/oggなど。

パートデータの読み込み・保存やスタジオセッティングなどはヘルプをお読みください。


◎便利な機能その一

Singer Song Writer 8.0 VSでのウィンドウ配置はいくつでも設定状態を保存しておけ、いつでも呼び出して同じウィンドウ構成にすることが可能です。例えばMIDI専用編集画面として開いているウィンドウや配置状態を調整しておき、そのウィンドウ状態を名前をつけて保存しておくなど可能です。

「ウィンドウ」=>「レイアウトの保存/設定」でわかりやすい名前をつけて保存しておけます。

「ウィンドウ」=>「レイアウトの変更」=>保存した時の名前を選ぶことで呼び出せます。


ウィンドウについて

Singer Song Writer 8.0 VSにはいくつかの編集用ウィンドウが用意されています。

各ウィンドウは「ウィンドウ」=>「ウィンドウの起動」から選んで起動します。

ソングエディタ・・・ソングの構成やポート設定、音源設定やオーディオ埋め込みなどを行います。VSTiやMIDIあるいはオーディオのオートメション機能もあります。

ソングエディタの基本構成はMIDIトラック部、オーディオトラック部、VSTi組み込み時はVSTiチャンネルとVSTiオートメーション部、オーディオエフェクト組み込み時はFX オートメーション部に分かれます。オーディオトラック部では埋め込まれたウェーブデータの波形が表示されます。またMIDIではミニピアノロールが表示されます。各トラックでのミキサー表示もできます。このミキサー表示はオートメーション化するときに便利です。

オーディオエフェクトはSinger Song Writer 8.0 VSに付属のエフェクト処理機能のほか、VSTエフェクトも使用可能です。

オートメーションについては別の機会に説明します。

M8などはMIDIトラック番号です。MIDIトラックは256個あります。MIDIチャンネルと混同しないように。上図では各トラック番号に同じMIDIチャンネルが割り当ててあるが、M1にドラムスであるチャンネル10を設定しても勿論OK。M9にはSynth 1 VStiを音源にしている。M8はSY-XG50ですが、M11はVSC-88にして混在演奏させています。

M10はドラムスですが、音源設定をなしにして発音させないようにしています。それはA10にドラムスだけのオーディオファイルを埋め込んでいるからです。A10に埋め込んでいるオーディオファイルはM10だけをオーディオ保存してドラムだけにしたものを使用しています。で、MIDI(SY-XG50とVSC-88混在)とドラムの演奏データのオーディオファイルを同時演奏させてずれがないか確認しているところ。右側に赤や青の横線が見えるが、これはパラメータの変化グラフみたいなもので、例えばA10ではTrackVolumeになっているのでA10オーディオミキサーのボリューム変化を示す。この直線は自由に編集でき、演奏・変換時にその変化に合わせて値が変わる。これをオートメーションといいます(オーディオ・VSTiオートメーション・FX オートメーション・マスターオートメーションなどがあります)。まあMIDIなら自動的に変化しますよね。M12ではPanpotパラメータグラフが表示されていますが、この青い横線がジグザグになっていればMIDIのPanpotがそのように変化するわけで。IDIの場合オートメーションではないのでオートメーションのあるトラック(オーディオやVSTiなど)と違ってRやWといったボタンはありません。Rはパラメータ変化読み込み状態であることを示し、Wはオートメーション化させるための書き込みモードであることを示します。

 

 

 スコアエディタ・・・楽譜形式でMIDIデータを編集表示するものです。音符を並べて曲作りするときに用います。概ねスコアエディタだけでもMIDIは作れます(僕は音符並べる派)。音色設定や初期化データ入力・ノートの入力・expressionやvolume・panpotなどもこの画面だけでも設定できます。MIDIキーボードを弾いてリアルタイム入力も勿論OK。

Singer Song Writer 8.0 VSが使いやすいのはレイアウトをかなり自由に変更できるところ。楽譜表示のサイズや各トラックの譜表の感覚調整・ぐりっとのサイズ設定・小節横幅設定などが可能でかなり細かく調整可能。右やや下に+-ボタンがありますがそれでサイズ調整できます。

また五線のところでドラッグすると五線間を変更できます。音符などの選択も矢印カーソルでドラッグした場合と範囲選択ツールでドラッグした場合とで違いがあります。矢印カーソルだとMIDIコントロールチェンジも選択できます。選択範囲は複数トラックにまたがって可能で、コピー貼り付けも勿論できます。

Tarck 2に赤い縦線がありますが、これは現在のカーソル位置です。このカーソルのあるトラックのExression変化グラフが下側に表示されていますが、非表示にすることもでき、表示サイズも変更できます。グラフを変更するツールは直線・曲線・波線などがあります。XG WORKSにもありますが、Singer Song Writer 8.0 VSでは波線で奈美子数を設定できるなどとても使いやすくなっています。

上の図ではExpressionですが、勿論VolumeやPanpot・Tempo・Choirus・Foot Pedal・Pitch Bendなど他のMIDIコントロールに切り替えたり、複数のコントロールを表示させることもできます。演奏時発音している音符は赤くなり、自動スクロールもします。選択範囲のみの部分的演奏も可能です。音符を並べる時には音がでますし、音符はマウスで簡単に移動できます(そのときにも音がでます)。

そうそう、「オプション」メニューにある「ノート・楽譜記号」の「入力時音を鳴らす」にチェックを入れておかないと音符を入力した時音がでません。チェックはできるだけ入れておいた方が便利でしょう。

 

 

ステップエディタ・・・MIDIの各トラック(トラックはデータ格納場所)の実際のデータ情報の表示や変数をするウィンドウです。細かく正確な数値設定をする際はここで行う必要があるかもしれません。

 

 

ピアノロール エディタ・・・ピアノ鍵盤タイプの入力編集ウィンドウです。基本的にはスコアエディタと同じですが、五線の代わりに鍵盤を、音符の代わりにバーでノートを示します。バーの長さで音の長さを示します。楽譜はわからないという場合や、マウスによる調整には便利です。

 ドラムスのトーンマップがある音源ではピアノロールで音色が表示されるので、ドラムスはピアノロールの方が打ち込みやすいという人もいると思う。

 

 ・エクスクルーシブ エディタ・・・GM システムオンなどMIDIコントロールを編集する画面です。一般的なコントロールはエクスクルーシブ エディタを使用しなくてもいろんな方法で入力できるので、使用することは絶対ではありません。

その他、ミキサーや楽譜印刷時のプレビューウィンドウなどいろいろ用意されています。


機能的にもあったらいいなと思うツールが結構あったりします。例えば複数のノートのVelocityを一括して変更したい・それも現在の値を割合(%)で変更したいなどは、勿論可能です。一括変更したいノートやイベントを選択して「グローバル編集」にある各ツールを使用ください。

現在値からの増減・・・選択されている複数のノートの値に加算されます。
現在値からの割合・・・選択されている複数のノートの値に割合を乗算します。
変更する値を入力・・・選択されている複数のノートの値すべてが同じ値にそろいます。

他にもスネアをタムに変更してしまうなど、ドラム楽器の変更などもできます(専用の編集ツールがあります)。


[Singer Song Writer 8.0 VS 紹介][Singer Song Writer 8.0 VS MIDI 作成][Singer Song Writer 8.0 VS ドラム楽器の割り当て][Singer Song Writer 8.0 VS コントロール][Singer Song Writer 8.0 VS Audio 1][Singer Song Writer 8.0 VS オートメーション1][Singer Song Writer 8.0 VS 注意事項][Singer Song Writer 8.0 VS トーンマップ][MIDIについて]